皆さん、こんにちは！㈱明治 酪農部 開発グループの本間と申します。

毎週金曜日にサステナビリティの話をしていきたいと思います。気軽に読めてお役に立てる、そんな記事を目指していきますので、興味がありましたら是非お付き合いください。

さて、最初の4回はスケール大きく「地球温暖化」についてお話しいたします。第1回のテーマは「地球温暖化は何が困るの？」です。

ここ最近は本当に暑いですね。毎年のように「観測史上最大」「○○年ぶりの猛暑」と言われ、ボジョレーヌーボーのキャッチコピーのようです。酪農家の皆さんは、熱中症や乳牛の暑熱対策に一層注意されていると思います。

皆さんも良く耳にする地球温暖化ですが、暑いと感じる以外にどんな影響があるでしょうか？以下をご覧ください。

【農作物の発育不良】

出典：農林水産省　地球温暖化影響調査レポート

【海水面の上昇】

2000年―2100年で最大1.1mの海水面上昇の可能性があると言われています。

出典：IPCC第5次評価報告書　第1作業部会　政策決定者向け要約

【気象現象の多発】

干ばつ、大雨、台風など極端な気候災害の頻度と規模が大きくなると言われています。

地球温暖化は、農産物の栽培可能な期間が拡大、栽培可能な地域が北上するといった正の効果があります。その一方で、日中や夜間の気温上昇による生育障害、害虫の増加といった負の効果も持ち合わせています。これに豪雨や干ばつ、度重なる強烈な台風の通過、栽培適地の縮小といったものが加わると、作物栽培に計り知れない影響を及ぼすのではないでしょうか。

人や動物の活動を支えているのは「食」です。その根源となる「光・水・風・土」。これまで受け継いできたものを、これからも遺していきたいですね。

皆さんは、地球温暖化についてどのようにお考えになっていますでしょうか？

というところで、今回はここまで。次回は「4℃シナリオ、1.5℃シナリオ」についてお話ししいたします。