明治サステナ通信 vol.13 ~アミノ酸バランス改善飼料って?~
明けましておめでとうございます!開発グループの本間です🎍
2025年は巳年ですね。一説によると蛇は「復活と再生」の象徴とされ、新しいことが始まる年になると言われているそうです。皆さんにとって新しい気づきの一助となれるよう、これからも記事の配信頑張ってまいります!
今回から4回はJ-クレジットの方法論にも採用されている「アミノ酸バランス改善飼料の給与」についてのお話です。食事のバランス、大事ですよね。年末年始で餅を食べ過ぎた私は、ただの餅から鏡餅のような体になってしまいました。
さて本題に移りまして、今回のテーマである「アミノ酸のバランス改善」とはどういうことでしょうか?
タンパク質の原料となるアミノ酸ですが、大きく2種類に分けられます。体内で合成できる非必須アミノ酸と、体内で合成できずに栄養分として摂取しなければならない必須アミノ酸です。
必須アミノ酸の体内での活用は、しばしば「桶」に例えられます。一枚でも低い桶板があると、そこまでしか水が入らないのと同じように、アミノ酸も必要量に対して最も不足するアミノ酸のレベルでしか体内で活用されません。そして余剰となった他のアミノ酸は体外に排せつされ、化学反応を起こし、温室効果ガスへと変換されてしまいます。必須アミノ酸は全部で9種類ありますが、乳牛に給与される飼料原料では、そのうちのリジンが不足しやすいことが知られています。
そこで!不足しがちなリジンを効果的に給与してバランスを整えてあげれば、不要なタンパク質の給餌量を抑えつつ、体内でのアミノ酸の活用を高めて生産性を向上し、さらには排せつ物からの温室効果ガスの排出も抑えられる、というわけです。

出典:味の素株式会社 ホームページ
これが「アミノ酸バランス改善飼料の給与」による温室効果ガス排出削減のロジックとなります。
ということで今回はここまで。次回は「アミノ酸バランス改善飼料の給与によるJ―クレジット制度の活用」についてもう少し詳しくお話しします。