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明治G
2024/11/08 11:22

明治サステナ通信 vol.5 ~食品ロス削減の取り組み~

皆さんこんにちは!開発グループの本間です✨

今回からはテーマをガラリと変えて、明治で行っているサステナビリティの取り組みを紹介していきます!第1回目は「食品ロス削減の取り組み」です。

食品ロス、つまりは食べられずに廃棄されてしまう食品について、どのくらい発生しているか考えたことはあるでしょうか?消費者庁の調査では、2022年度の日本における食品ロスの発生量は472万㌧(うち一般家庭236万㌧、食品事業者236万㌧発生)と推定されています。

出典:消費者庁 食品ロス量の数値と削減目標

この数字は国連が1年間に世界中で実施した食糧支援の量(2021年:440万㌧)よりも多く、経済損失は4兆円(!)とも言われています。「もったいない」を大事にする日本人としては聞き捨てならない!ということで、明治で取り組んでいる食品ロスを削減するための取り組みを2つご紹介します。

一つ目は「賞味期限の延長」です。皆さんは牛乳の賞味期限と聞いたら何日と答えますか?「14日!」と答える方が多いと思いますが、明治おいしい牛乳は違います。明治おいしい牛乳では製法や包材にこだわり、安全性の試験を重ね、2022年に賞味期限を「製造日から19日」まで延長しました。賞味期限が長ければ、おいしさを長く保てるだけでなく、天候などで急に需要が変わったときも廃棄されずにお客様の食卓に届けることができるのです。ただし!この賞味期限は未開封の場合ですので、開封したら数日中に飲み切るようお気を付けください🙇‍♂️

二つ目は「商習慣改善の取り組み」です。食品事業者で発生する食品ロスの要因として、「納品期限を過ぎてしまう」ことが挙げられます。食卓まで届く時間を考慮して「賞味期限が○%過ぎた製品はお店に納品できない」というものです。乳製品はこの納品期限が賞味期限の1/3で設定される習慣があります。賞味期限が短いために納品期限が厳しく、さらに欠品回避のため多めに受注されやすいことも重なり、食品ロスにつながっています。こうした状況を変えるため、明治では納品期限を賞味期限の1/2に延長するよう、業界を率先して取引先との交渉を行っています。

こうした取り組みを実現していくことで、酪農家の皆さんから頂いた生乳を無駄にすることなく、お客様の食卓に届けられるようこれからも取り組みを続けてまいります。

ということで今回はここまで。次回は「メタン発酵処理施設」についてお話しします。

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