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明治G
2024/12/27 10:28

明治サステナ通信 vol.12 ~J-クレジット制度の注意点~

皆さんこんにちは!開発グループの本間です🎍

今回はJ―クレジット制度に関する最終回です。ここでは、J―クレジット制度を活用するうえで知っておいた方が良い注意点について3点お話しします。

1点目は「申請の期限」についてです。

クレジットを創出するには、温室効果ガス(GHG)排出抑制の取り組みを「プロジェクト」としてJ―クレジット制度事務局に登録してもらう必要があります。

このプロジェクト登録ですが、実は期限があり「既に稼働している設備の場合は、稼働してから2年以内の設備が対象」というルールがあります。例えば、3年前に牧場に導入した設備は対象とすることができません。過去に設備を導入した方は損した気分になってしまいますが、これから環境に配慮した設備を導入する際は、プロジェクト登録できるかどうかを最初に検討することをおすすめします。

出典:Jークレジット制度事務局 Jークレジット制度について

2点目は「クレジットを創出できる期間」についてです。

上述のプロジェクトですが、プロジェクトを開始してからクレジットを創り出せる期間は8年間(再申請した場合、最大16年間)と期間が決まっています。残念ながら、恒久的にクレジットを創ることはできません。ひとつの取り組みをしたら終わりではなく、期間を区切りさらなる取り組みに移っていくことが求められています。

出典:Jークレジット制度事務局 Jークレジット制度について

3点目は「クレジット化したGHG排出抑制量の取り扱い」についてです。

例えば、酪農家Aさんがプロジェクトを登録し、創出したクレジットをとある企業Bに売却したとします。売却したクレジット分は企業Bが排出量を抑制したことになるため、この時点で酪農家Aさんが搾った生乳は「GHG排出を抑制した生乳」とは言えなくなります

何が問題なの?と思われるかもしれませんが、そうとは知らずにAさんの生乳を買っている乳業メーカーが『Aさんの低カーボン牛乳』など売ろうものなら大問題になってしまいます!これが第9回でお話しした「ややこしい」部分です。

明治サステナ通信 vol.9 ~J-クレジッ... | Meiji Dairy Advisory COMMUNITY (coorum.jp)

今回のお話は少し分かりにくかったかもしれません。ご質問などありましたらぜひコメント等でご連絡ください。

ということでJ-クレジット制度についてのお話はここまで!

年明けからは、前回の方法論でも触れた「アミノ酸バランス改善飼料」についてお話しします。

それでは皆さま、良いお年をお過ごしください!

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